皮膚炎(皮膚病)
症状
皮膚炎になると、耳や目の周囲、手足や腹部など様々な部位の皮膚が赤くなり、ひどい痒みを伴うようになります。
体温が上昇したり空気が乾燥すると、痒みはさらに悪化してしまい、自分の体を引っかいたり噛んだりすることで、さらに患部が炎症を起こしたり、傷ができてしまう場合があります。
原因
皮膚炎の原因には、アレルギーやホルモンの影響、ノミやダニなどの寄生虫、ばい菌やカビなどの細菌による炎症など、様々な原因が考えられます。また、これらの原因が複合的に重なり合うことではじめて症状が出てくることもあります。
予防とケア
アレルギーは体内の異物を排除しようとする免疫機能が過剰に反応してしまうことですが、アレルギーには口から取り入れる食べ物が原因となる場合や、呼吸とともに吸い込んだハウスダストや草木の花粉、肌に触れる化学繊維や草木などの植物が原因となる場合などもあります。
普段から食べているご飯や、床に敷いているマット、お散歩コースの草木なども、アレルギーの原因かどうかを注意深く疑うようにして、その原因の一つ一つを取り除いてあげる必要があります。
特にご飯やおやつに関しては、その主原料の種類も重要ですが、それに含まれている添加物も皮膚病を起こす重要な原因になります。場合によっては手作りのご飯を与えたほうがよい場合も多々あります。
また、皮膚の乾燥を防ぐことや、ばい菌やカビなどの細菌類を体に接触させないためには、症状が出る前から、事前に保湿機能のある空気清浄機を置いてあげることも大切な予防策となります。
ノミやダニの予防には、日頃からお部屋をこまめに掃除するようにして、常に清潔に保つことが大切です。また、ノミやダニが繁殖してしまう前から、駆除剤を使っておくことも予防法の一つです。
シャンプー剤も添加物が加わっていない低刺激性のシャンプーを使用するようにしましょう。